治療方針

治療方針

方針イメージ

経絡治療は受診されるきっかけとなった個々の疾患にのみ効くのではなく、同時に存在する様々な症状や合併症にも総合的に効果が波及していきます。

これらは、生命力を強化する気血の調整により、人間が本来持っている病を癒す力(自然治癒力)が高まり、結果として、身体全体も病苦・症状が改善することになります。

そして、症状の改善がみられた後でも、定期的に治療をを継続することで、常に全身の気血のバランスが整い、諸病の発現を防ぎ(未病を治す)、健康増進を図ることができます。

人間が本来持っている生命力を強化し、体質改善を目的とするこの鍼灸治療は、内科・整形外科・○○科などという区分はなく、いわば全科であり、まるごとの人間治療です。

病院の検査では異常は無いが、カラダのどこかに痛み・だるさ・苦しさのある方等、全身に様々な疾患や症状のある方にもお勧めできるのです。

また逆に、病院などで精密検査を受けて頂きたい患者様に対しては、遠慮なくアドバイスやお勧めさせて貰います。

治療の流れについて

  • 患者様の症状を把握するため、初めに四診(望診・聞診・問診・切診)と言うものを行います。

    ●患者様と対面した時点から「望診」が始まります。

    (1)望診・・体格、栄養状態、顔色、動作(動きの速さ・遅さ)、心理状態など

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    (2)聞診・・声の艶や力、正しい発音か聞き鑑別したり、香りや臭いを嗅覚により識別します。

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    (3)問診・・患者様の主訴を質問しまたそれ以外の症状、健康状態や日常生活などお聞きします。

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    (4)切診

       切経診(経絡の流れを診ます)

       脈診(手関節の橈骨動脈を診ます)

       腹診(主にお腹虚実を診ます)

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    (5)証決定・・以上の情報を総合して「証」を決めていきます。証を基に施術を開始致します。 

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    (6)「本治法」

    全身の調整(気血の調整)、自然治癒力を高めて根本治療を行います。

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    (7)「標治法」

    今一番症状が感じられる所に、直接施術を行います。当院では患者様の違和感や症状させるために「標治法」にも十分に対応致します。

    但し、標治法は短期間だけ症状が軽減・緩和する場合が多いです。そのため、病の根本治療を行う「本治法」を優先しながら、併用して治療を行います。

    ※急な症状などの場合に応急処置として、「標治法」を先に行う場合や、他の治療方法で対応する場合もあります。

     

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FAQ よくあるお問い合わせ

 鍼とお灸は痛くて熱くはないのですか?

経絡治療の鍼は、皮膚の表面に気血が流れている経絡という道に数ミリ刺して調整をする治療法なので深刺しはしませんので痛く無くかつ安全です。

お灸は米粒の半分程度の大きさに7割程度で取り除きますので熱くありません。

 


 往診依頼の予約は当日でも大丈夫ですか?

先に予約されておられる方が優先ですが、双方のお時間の調整が出来れば往診致します。お気軽に御連絡下さい

 

1回の治療で直ぐに効果が出て良くなりますか?

比較的新しい症状や急性期(ぎっくり腰など)の疾患などなら、1~3回の治療で症状が良くなり消える場合がありますが、少し時間が経過していたり慢性化した症状の場合、治療に時間が掛かることが多く、直ぐに症状を改善することは難しくなります。

しかし、すぐに症状の改善が見られない場合でも、毎回の治療でご本人が気が付かれて居られていない間に、体の中(内面)は良い変化を起こしております。日にちを重ねるごとに、体の自然治癒力が高まった状態になりますので、継続して治療を続けることが症状の改善に繋がります。

 

治療を受ける時はどのような服装や格好で良いのでしょうか?

上着はTシャツなどの半袖か長袖なら肘の少し上まで出せる服をお願いします。ズボンは半ズボンか長ズボンなら膝の上(いわゆるお皿の骨)の上あたりまであげることが出来るズボンでお願いします。

 

 

 

 

治療費はどれくらい用意すれば良いでしょうか?

トップページの価格表を御参照ください。延長料金や追加料金、時間外料金は一切必要ありません。また、初診料も戴いておりません。施術料金のみです。

往診料金は移動距離や交通機関の移動運賃などで変動致します。

また鍼灸治療以外の他のプランコースのみだけの場合でも、変わらず500円から上限3,000円までの往診料金で訪問させて頂きます。お気軽に御依頼下さい。

お二人様以上の場合は往診料金は何人でもお一人様分のみで結構です。